留学での人との関わり

2023年8月27日

こんにちは、管理人のおもちです!先月は特に忙しいわけでもなかったにも関わらず、話のネタがなくてブログ更新をしませんでした笑 今回は、海外に住んで博士課程にいる中で、どう人間関係を保って(作って)いくかをつらつら考えました。

ちなみにですが、管理人自身は外向的ではない上に社交で疲れるタイプの人間です。コミュニティづくりは人によるので、又聞きした話も含めて書いていこうと思います。あと家族や恋人はまた違う話かなと思うので除外しました。

ラボ内の同僚

これは博士課程の学生ならラボ所属が基本なので、ベースとなるコミュニティかと思います。ラボ内の親密度は本当にラボごとに異なりますが、なるべく良い人間関係を築きたいものです。職場環境はとても大事…。

お昼ご飯を一緒に食べる仲間がいたり、よく一緒に行動する友人ができると情報共有もできて円滑に進む気がします。また、同じ生物種や関連のあるプロジェクトを行なっている同僚がいると、その話題をきっかけに他のことも話しやすくなるかもしれません。

外部のプログラムや講義での知人

博士課程ではいろいろなプログラムが用意されていることが多いですが、その中でも短期のプログラムはおすすめです。というのも、数ヶ月以上の長いプログラムだとどうしても研究に支障をきたしそうで躊躇しますが、1週間程度ならむしろ研究を少し置いてリフレッシュできる良い機会になり得ると思います。

私の場合、昨年にサマースクールに参加したことで、学会で見かける人の顔が一致することが増えました。同じ地域で似た分野の博士課程またはポスドクをやっている人間はそう多くもないので、そこで顔見知りが増えると少し心が楽になるはずです。

また、講習や講義などで顔を合わせる機会や、ポスター発表で聴きに来てくれた人の顔は印象に残ります。その場限りの社交ではありますが、お互いに知人関係であることをわかっているのも一つのコミュニティの使い方かと思います。

ジムや趣味での仲間

周りの博士学生の中には、退勤後にジムに行って体を動かしてから帰るという人もいます。大学によっては専用のジムが併設されている場合もあるので、そういった場所を使えるといいですね。

現大学の場合、ジムの中にもマシーン中心の場所だけでなく、ダンスやヨガなどのプログラム型のトレーニングコースもあるそうです。同僚のうち数人は、皆でバレーボールをしに行っていました。

そういう場所へ行くことで顔見知りは増えますし、チームスポーツなら同じチームのメンバーと親しくなることもできるのかなあ、と思います。私は勤務後の予定をなるべく入れたくないのでやりません!

日本語で研究の話ができるコミュニティ

海外に行ったら適応するためor留学の効果を最大化するため(?)に日本語でのやり取りはしない、という方もいますが、日本語で研究の話ができる機会だけは少なくともとても有意義だと思います。

海外ラボで博士課程をやっていると、PIとのディスカッション・ラボミーティング・セミナーの全てが英語。日本語だけがネイティブの人間にとっては脳のリソースを100%研究の方に割けているとは言い難いです。個人的には30%くらいは英語に英語にもっていかれています….。

そんな中で、日本語だけで開催されるセミナーや論文読みの機会があるととても幸せな気持ちになります笑。また、日本や他の国でサイエンスに向き合っている人たちの存在も大きな励みです。博士学生の身としてはポスドクの方や若手の先生方の姿を見て、研究への姿勢だったり質問の仕方だったりを学べてとても勉強になります。

日本(または前の場所)での友人

存在としてすごく大きいのが、日本での友人たちです。毎日連絡を取り合う仲の人もいれば、1-2ヶ月に一度、または半年〜1年に一回はやり取りする人たちなどさまざまです。一時帰国の際は、都合がつく限り友人たちと会いたいなあと思いますが、やはり限りもあるのでzoomなどでも話せると嬉しいです。

個人的には、今まで自分が大切にしたいと思った人たちとずっと繋がれているのが幸せなことかなあと思います。どうしても連絡が途絶えてしまうこともあるので、なおさら縁は大切にしたいという気持ちです。

現地の日本人会や大使館のコミュニティ

留学を始めた当初、日本人会が行なっているお祭りが滞在先にあったのでそこにも行ってみました。やはり日本人の方がたくさんいて、地域の中で地に足をつけて活動されているんだなあと実感しました。

独り身の留学だとさほど困らないのですが、お子さんがいるなどで日本の文化にも触れてほしいなどの希望があると、こういった会に所属して年間行事を楽しむのも良いのかもしれないと思います。研究が忙しくなってからは体力気力的な問題で行けていないので、大きなイベントの際には参加したい気持ちです。

SNS

使い方を誤ると闇ですが、まあもう良い大人なので….

Facebook/Linkedin

Facebookに関しては周りはほとんどやっている人がいないのですが、研究でお名前を検索すると出てくる場合もあるように思います。

Linkedinは学会やプログラムに参加したあとから急に使うようになりました。どこの学会に参加予定だとか、ポスター発表をしたなど、自身の近況を載せていく形です。私自身はほとんど投稿していませんが、Linkedin経由でお仕事を探すこともあるようなので、これから徐々にやっていかねばと思っている次第です。

Twitter

これを最後に書くのもどうかと思うのですが、個人的に一番触れているコミュニティなので飛ばすわけにはいきませんでした笑 研究界隈、皆色々考えていっぱい言いたいことがある人たちが多いので、アカデミア・企業関わらずよく稼働しているように思います。

研究のTipsやどの人がどんな研究内容を行なっているのか、キャリアやアカデミア/企業界隈の闇など、(私にとっては)興味深い内容が多いです。あとは、滞在先に住んでいる日本人の方とも繋がることができて、生活の知恵やより地域に密着した人の話を垣間見られて楽しいです。

Twitter経由で学生を募集していたラボに行った、という猛者にも会ったことがあるので求人求職の機会を提供している場でもあります。

おわりに

この記事を書いていて、コミュニティって幅広いなあという感想を抱きました。家とラボの往復しかしていないと思っていましたが、意外にも多くの人と繋がりながら生活していることに気がつきます。

こういった心地よいコミュニティが支えになってもいて、ストレスが強いと言われる博士課程の中でもなかなか穏やかに過ごせているので感謝感謝です。日本/他国に限らず、コミュニティの大事さを実感する今日この頃でした。それではまた!

海外大学院

Posted by おもち