2年目のTA実習を終えました

こんにちは、管理人のおもちです!
現在のラボの博士課程では、ティーチングアシスタント(TA)の業務も雇用契約に入っています。そのためTAの実習を毎年やることになるのですが、先日ようやく今期のTAを終えました…!

1年目からするとだいぶマシ

1年目の散々なTAの結果はすでに別記事で垂れ流しているのですが、今回はかなーーーりマシでした。1年目に同僚2人とともにアサインされたのに対し、今回は別実験を1人で全て回すことになったのですがどうにかなりました。

要因としては2つあって1つは自分の専門に被る実験内容になったため。普段からやっている実験内容をいつも使う機械で行うのは精神的にとても楽でした。1年目は使ったこともない酵母の実験を、これまた使ったことのない装置や内容でTAを行ったのですが、今思い返しても流石に無理がありました。

2つ目の要因としてはやはり英語力の向上です。自分の専門に関することを英語でやりとりし、質問に答えられるようになったのは大きな収穫でした。ここに行き着けたのは、ラボミーティングで同僚たちの質問に答えたり、実験内容を相談する日常の会話だったりという訓練の機会の多さによるものだと思います。

学部生さんの鋭い質問!

TA業務で一番緊張するのは、学部生さんからもらう質問です。あまりに化学的な内容だと私の専門の範囲外になり答えられないのですが、"それは私も知っておくべきだな"という質問が来ることもままあります。

特に実験にはキットを使うことも多いですが、いったいなぜその操作をするのか、それによって何が起こるのかを理解しておくことの重要性をみにしみて感じました。大体、原理がわからないものをなんとなく使うの良くないです。今回は通りすがりの同僚に助けられました….

学生さんの質問を受けて経験を積んでいくことで、自分も"なぜ?"をもっと大事にしようと思いましたしそうでないとPhDとして修了できないよなあ、という気持ちです。

コンテンツをもう少し充実させたい

TAをこなせることがわかってくると今度は少し欲が出てきました。というのも今回、TAをしていて学部生さんたちの表情の変化や充実感のある実験だと思っているかを考える余裕が出てきたからです。

やはり一回の実習の中で、チームで行うにあたり疲れは出てくるもの。そこでいかにモチベーションをうまく保ちつつ実験に集中してもらうかを考えたくなりました。同僚や同業者の方にもアドバイスをもらって、もっと楽しめてかつ実りのある実習にしたいと思いました、

おわりに

2回TA業務をやってみて、実習を回すのはなかなかハードルが高いなあと思いました。言語面でもまだ難があるのですがコンテンツにまで目を向けることができるようになったのは大きかったです。学部生さんが楽しそうに実習に臨んでくれると嬉しいものですね。

来月は初めて学科の複数のラボの人たちに向けて自分の研究進捗を発表する機会があります。またここで報告したいと思います。それでは!