2023年まとめ
こんにちは、管理人のおもちです!
一時帰国のために日本へ行く途中なのですが、空港での待ち時間があまりに暇すぎるのでよしなしごとを書き連ねていきます。主に2023年、今年1年のまとめです。
英語に業務上の支障がなくなった
まずは英語力の向上と安定化です。博士課程を海外で行う以上避けられない語学の問題は、1年半で大きく改善しました。最初は同僚たちの言葉が速すぎ(るように感じ)て、6-7割の理解度だったのですがそれが100%わかるようになったことであらゆる物事がスムーズになりました(参照:海外博士課程で必要な英語力?)。
そりゃあ視力0.6の世界と視力1.2の世界は違うよなあという話です。脳もほとんど疲労しなくなったことで、他の物事に脳のリソースを割けるようになりました。
渡航直後の課題だったのはリスニングとスピーキングでしたが、リスニングで100%わかるようになるとスピーキングも自ずとついてきました。お腹から声を出してはっきりと発音するのがなんだかんだ肝ですね….。あとは発表の場が容赦なく降ってきたので対応するしか選択肢がなかったのもよかったです。
研究面の成果が出るようになった
これは上記の語学力の向上とともにずいぶん改善したことでした。初期は正直研究まで頭が回らず毎日疲れ切っていましたが、今は実験や同僚との議論、日常会話を挟んだところでなんの支障もなくなりました。
当たり前ですが、脳のワーキングメモリが空くと研究のことを考えることができ、話の内容もどんどんわかってくるので楽になってきました。ラボミーティングなどの進捗報告も最初は本当に怖かったのですが、今は同僚たちと議論できるのが楽しみになっています。
もちろん、これはボスが"堅実な博士テーマ"をポンコツな私に与えてくれたからこそできたことであり、語学力があろうが研究が詰む時は詰むと思います。ただ、堅実なテーマでも意味がわかってないと成果の出しようもないよという話です。
サイエンス面の知識はまだまだ
論文を読もう….!勉強しよう….!
この一言に尽きるわけですが、サイエンスの話になると同僚やボスが前提としている知識にまだまだ追いついていないなと感じることが多いです。学部時代との分野とは異なるとはいえ、そろそろ言い訳できない時期です。これに関してはもっと勉強して自分の知識の裾野を広げていきます。
特に、11月末に行った学科全体に向けた進捗報告会でより強く感じました。他の教授たちがどの背景知識を前提として質問しているのかわからず、全体像があやふやなことに気がつきました。体系的に学ぶ必要もありそうです。
同僚たちとの人間関係がよくなった
今年は夏頃から、同僚たちとアーレ川のボート遊びに行ったりオニオンマーケット、そしてクリスマスマーケットへ行ったりと少しずつイベントに参加する機会が増えてきました。また、昨年は新しいこと続きで圧倒されていましたが、今年はすでに何が起こるのかわかっているので笑、自分の役回りもある程度掴めるようになってきたように感じます。
ラボ外でも、スイス国内外に住む日本人の学生さんと知り合うことも増え、一緒にハイキングしたり川遊びしたりと充実した一年になりました。特に夏頃のスイスの景色は圧巻なので、この季節のキラキラ度は凄まじいです。東京では引きこもっていた私ですら外に連れ出す美しさです。
同僚との仲が良くなると、実験の相談をしやすかったり冗談を言いやすかったりしてラボ活動にも良い影響がありました。今後もラボの雰囲気の良い循環を作れるメンバーでありたいなと思います。
ドイツ語勉強中。永遠のA1
英語はなんとかなったのですが、ドイツ語は永遠にA1彷徨っています。動詞をなかなか覚えられないです….泣
あと一年でA2、修了までにB1を取れるように日々多少でもドイツ語を勉強していくつもりです。ドイツ語圏出身の同僚たちは、私が拙いof拙いドイツ語を使うだけでもすごく喜ぶのでそれが今のモチベーションになっています。
将来的にどこに住むのか、日本に帰るのかもわかりませんが、今楽しいと思えることをやっていく所存です。将来プランについては博士の中間審査を乗り切ったあたりで一回考えようかと思います。
最後に、イスタンブール空港が大きすぎてカウンターに辿り着けません。訪れる方、経由する方はご注意を….