国際学会に参加して良かったこと/改善点

こんにちは、管理人のおもちです!
学会参加のために7月にポーランドへ行ったことは前々回のブログでも書いていたのですが、ロスバゲなどが衝撃的すぎてすっかり学会そのものについて書くのを忘れていました笑 学会の詳細なぞ書いても面白くないので(私が)、そこそこ規模のある国際学会に初めて参加した不安、成果、そして改善点を書き連ねようと思います。

初の国際学会。不安。

ぼっち確定

<不安>
初の国際学会だというのにぼっち!他の同僚はこの学会で主に研究対象とされている生物種を使っておらず、みな別の学会へ参加するとのことでした。まあそれはいいのですが、学会期間中に設けられているコーヒーブレイクやランチタイムをどう過ごすかは課題でした。

<結果>
会場を早いうちから歩き回りつつ、会う人会う人に挨拶していきました。途中で少し立ち話ができる人もいたので、そういう人の元に再度挨拶へ行ったり私と同じようにうろうろしている人に声をかけたりして交流という名の時間潰しをしました。出展している企業のブースに行って話をするのも良かったです。

言語の壁

<不安>
目的地ポーランドでは当然ポーランド語が使われています。ポーランド語をなに一つ知らなかった私はせめて"こんにちは"と"ありがとう"を言えるように練習しました。しかし当たり前ですが英語が伝わらないかもしれないのは怖い!

<結果>
とりあえず笑顔とボディランゲージ!で臨んだポーランドでは、若い人たちは英語を使える人が多かったです。露店を出してたおばあちゃんには、ひたすら指差しと身振り手振りで欲しいものを察していただきました。みんな優しくて助かりました….。

A0ポスターの悲哀

<不安>
参加者にとって、我が身とパスポート以外はA0のポスターが何より大事。しかし飛行機の手荷物としては規定違反になります。ネットで検索すると、"ポスター持ち入れできなかった/追加料金払わされた/ロストした(泣)"という研究者たちの悲痛な声が….。

<結果>
しかし直前にシンガポールの学会に行った同僚に聞くと、"しれっと手荷物検査してしれっと通れば誰もなにも言わないよ!タイではちょっと凝視されたけど!"とのことでした。シェンゲン協定国内ということもあり、この手を使おう、しれっと行こう、と固く誓い当日もことなきを得ました。

行き帰りの移動がスムーズに行くか

行きは直行便、帰りは乗り継ぎありの便でした。結論から言えばスムーズには行かなかった….。
この辺りのすったもんだはこちら(ロストバゲージに遭った話)を参照ください….。

学会でできて良かったこと

目的を明確にした上での参加

以前の学会レポートでも触れましたが、やはり"なにを目指してこの学会に参加しているか"を意識するのは大事だと思いました。気になるポスターや演題を事前にチェックできますし、気になる点を質問しやすくなります。また、参加者との話題作りにもなるので自分の興味や目的をはっきりさせておくのは重要に思えました。

発表に対して質問をする

別にしなくてもいいし普段は躊躇するのですが、同ラボからの参加者がいないことも相まって旅の恥はかき捨てと言わんばかりに質問しました。質問しようと思って聞くとプレゼンの理解度も上がるし、その後のコーヒーブレイクなどで声をかけてもらえることもあったので良かったなあと思います。

参加者との交流

普段は世界各国に散らばって研究をしている人たちとお話しできることはとても貴重でした。数人とは長時間話していたので、キャリアのことや各国の研究者に対する制度のこと、文化的なことまで幅広く交換できました。本当に貴重なことに、日本からの参加者の方と日本語でお話をできたのも嬉しかったです。

改善点/反省点

ポスター置き逃げしましたごめんなさい!

目的を明確にしたのは良かったのですが、他の発表者の演題が気になってしまいずっと会場を彷徨いていました。ついでに"D1の成果見せてなに話すん…?"と自分でも思ってしまい、発表より質問に走ってしまいました。

しかし他の方の学会レポを見ると"ポスター置き逃げやめろ"という文言が頻繁にありますし、よくなかったなあ….と反省しています。来ていただいた2人の方とはそこそこ議論できて良かったです。

体力の無さ

今回の学会は5日間だったのですが、4日目あたりからアドレナリンが切れました。胃もたれでセルベールを使いつつ頭痛を抑えにロキソニンを飲んで、薬漬けでした….。諸事情で一泊することになった暁には、"スイス帰りたいスイス帰りたい"しか呟いていませんでした。

体力と精神力は研究活動全般を底上げしてくれると思うので、せめて少しずつ踏ん張れる力を養います。

学会期間の前後で数泊して観光したい!

クラクフはポーランドの古都であり、こじんまりとしながらもとても素敵な街でした。特に朝焼けや夕暮れ時の街中や川沿いを歩くのは本当に楽しかったです。

一方で、少し離れたところには世界遺産である塩の坑道やアウシュビッツ強制収容所があります。可能であれば行きたかったのですが、なにぶん会場から離れていて学会期間中は行くことができませんでした。

一番いいなと思ったのは、学会前後で自腹の数泊をして観光することです。どのみち行き帰りの飛行機代はラボか大学のファンドが出してくれるので、ホテル代だけ出して観光すれば良かったです….。そんな風にしちゃいけないと思ってた痛恨のミス。次回の国際学会ではそうします。

おわりに

学会参加から約2ヶ月経ってようやく学会レポの存在を思い出しました….!
国際学会はとにかくいろいろな演題を聞けることと、何より参加者との交流が肝だと思いました。

次回の学会では自分の成果をもっと人と議論できるように精進します。おそらく異なる学会に参加することになるとは思いますが….。それではまた!

学会

Posted by おもち