ロストバゲージに遭った話

2023年8月27日

こんにちは!管理人のおもちです。
7月初旬にポーランドの古都、クラクフでの国際学会に参加しました。その帰り道に遅延&追加一泊&ロストバゲージ(ロスバゲ)というフルスロットを経験したので、記録しようと思います。次の記事ではロストバゲージ後の対応と予防策についても書いてあります。

ことの次第

当初の旅程

大まかですが、当初の予定は以下のような移動でした。

クラクフの空港 17:10発 → ミュンヘン空港18:00着 → ミュンヘン空港18:40発 →チューリッヒ空港 19:40着

・・・お気づきでしょうか、ミュンヘン空港での乗り継ぎ時間が40分しかないことに!!!!

この乗り継ぎ時間の少なさは学会前から懸念していたことでした。私の大学では飛行機の予約に旅行代理店が挟まるのですが、この代理店があまりちょっとモゴモゴ….。予約の際、最初に私からは3時間の余裕がある乗り継ぎの便を提示していたのですが、タイムラグで良心的な値段の便を取ることができず、旅行代理店から示されたのがこの旅程でした。

あまり深く考えず、OK!と返事をしてしまいいざ送られてきた航空券予約を見て驚愕。代理店に変更可能か問い合わせるも不可能とのこと。これはもう仕方ない、と腹を括ったという経緯です。

大雨による飛行機の遅延、そして乗り継ぎ失敗へ

さてクラクフ最終日はなんと大雨です。滝かな?みたいな雨が容赦なく降っていました。バスで空港まで行く予定でしたが、道路は水浸しで近くを通った車に水飛沫をかけられる始末。まあその前にすでにびしょ濡れだったんですけどね。

空港について電光掲示板を見ると、そこには多くの飛行機の遅延が示されていました。待つこと30分、カウンターが開いてcheck-inと預入が始まります。だいぶ疲れていた私は、ここで荷物を預け入れることにしました。中身は5日間使った服のみ、という状態でしたが濡れたリュックと空のポスターを持ち歩く煩わしさには勝てませんでした。

結局、搭乗が始まったのが予定時刻の1時間後。これはもう乗り継ぎは無理だな、と思いながらクラクフを後にしました。機内では遅延に関する陳謝と乗り継ぎの人はサービスカウンターへ行ってくれというお知らせが流れました。

長蛇のサービスカウンター前 vs 3人の社員さん

案の定、ミュンヘン空港では私の乗るはずだった乗り継ぎ便はすでに飛び立っていました。航空会社のサービスカウンターは長蛇の列です。大雨の影響を受けて他の便の乗客の中にも乗り継ぎ失敗した人たちがいたのだと思います。

さて並ぶこと2時間。クラクフ空港で買ったとんがりコーンの味がするサクサク軽めの食感のベーコン何ちゃらというスナックを食べて空腹を紛らわせていました。ついに列の先頭が見え、3人の従業員さんが疲れた様子で対応しているのが見えます。人員すくなっ….大変そう…..。

自動で振り返られていた!?間に合うか当日最終便!?

カウンターで乗り継ぎ失敗の話をして航空券やパスポートを見せ、PCに入力していたお姉さんから衝撃的な言葉が。"あなた….なぜここの列に並んでいるの?振替はもうなされているわよ?早く!急いで!カウンターは〇〇よ!"

その言葉を聞くや否や全力ダッシュ。しかし搭乗口は別ターミナルにあり電車に乗る必要がありました。遠い….!
結果、搭乗口で待ち受けていた従業員の方からは、"残念ながら、すでに飛行機の扉は閉まりました" との言葉が。

すでに時刻は21時過ぎで疲労も溜まり、むちゃくちゃ文句を言いました笑 大学生以降こんなに文句を言ったのは初めてな気がする笑 内容としては、またサービスカウンターに2時間並べってか!ネット繋がらないのに勝手に自動振替されても困る!でした。

ごねごねしてたら、サービスカウンターにファストトラックで受け付けてもらえることになりました。ありがとうお兄さん。受付のお姉さんから翌日の搭乗券とホテルのバウチャー、そしてホテルに行くためのタクシーのバウチャーをもらってミュンヘンで一泊する運びになりました。

翌日の便に振替へ…..ミュンヘンでの一泊

まさかミュンヘンで一泊することになるとは思いませんでしたが、とにかく宿まで辿り着かなければなりません。空港の外にはタクシーの運転手さん!…..とそこでひたすら雑談する交通整理の方…..。は、入りづらい。

会話終了タイミングを見計らい、乗せてもらうも運転手さん自身がこのホテルを知らない様子。私のスマホはネットが死んでいるので運転手さんのスマホだけが頼りです。どうにかこうにか15分してホテルに着き、check-inして明日のタクシーを手配してもらいました。

ありがたいことに、ホテルが夕食を22時半まで提供してくれていたので、ビールとミートボールで乾杯しました。どうにか1日を終えられそうで心底安心したのを覚えています。

スイス到着!そしてロスバゲ。

ミュンヘンからチューリッヒまでは飛行機で1時間程度。電車もあるぐらいの距離です。

早朝にミュンヘン空港に着いてからは全てスムーズにことが運び、少し遅れるもほぼ定刻通りに出発しました。上空を旋回する飛行機からはそびえたつアルプスの山々が見え、"これで帰れる…..!あの方向だ….!!"と謎に感動さえしました。

チューリッヒ空港に降り立ち、すぐに荷物の回収へ。正直嫌な予感はピークに達していました。こんなに多くのフライト変更を経験して、私の荷物は無事なのか?

待つこと20分。周りにはすでに誰もいません。私の目の前には持ち主不明の4つのスーツケースが静かにぐるぐるまわるコンベアーだけがありました。・・・・・ロスバゲぇ・・・・・。

次の記事:ロスバゲしたら?

長くなってしまったので、次の記事(ロストバゲージ後の対応と対策)にロスバゲの対処法を書きました。
ロスバゲに不幸にも遭われた方や心配な方の参考になればと思います。

渡航

Posted by おもち