コロナ禍での弾丸スイス渡航−1
一人で海外に行ったこともないのにコロナ禍で弾丸スイスツアー(面接)を決行した話ー1
2021年の9月ごろ、スイス大学院博士課程への入学面接が行われました。3日間のうちに入学面接と4つのラボとのオンライン面接をするという強行日程であり、心身ともに疲弊する一大イベント…。結果として1つのラボから直接のラボ訪問を打診されることになりました。
その時は、正直まだ半信半疑。そもそも書類審査に合格したことすら不思議で、修士の研究を発表する入学面接のプレゼンを辛くもパスしただけで、オンラインでのラボとの面接もそれほど手応えはなかったので。
しかし、手元にはラボ訪問受け入れのお知らせが。
本当に行ける?これは何かの間違えではなく?
はやる気持ちをネガティブ感情で抑えつつ、一応親には「スイスに面接に行けるかも」とだけ伝えておきました。親よろこび。言うんじゃなかったかなーとか思いつつ、かなりドキドキしていていました。
受け取ったお知らせは応募した大学のプログラムから自動で送られるものだったので、わりと本気で、"やっぱ間違えだったわ!すまんな!"みたいなメールが来ることも覚悟していたのも事実です笑
そんななか、ラボの教授から直接私宛てにメールが届きます。
翌月の中旬以降にはラボ訪問受け入れができるとのことでした。なんだこれは、間違いではないのか。
メールを受け取ってすぐに、ラボ訪問に行きたい旨と日程を伝えました。
まあその時点まで本当に何も考えてなかったんですよね。そして気づいてなかったんですよね。
そもそも自分が海外どころか、国内ですら一人旅をしたことがないことに笑
最後に海外へいったのなんて、高校2年の香港ですよ?しかも学校のプログラムで。
というか旅行ももっぱら国内なので、海外は本当に学校主催のプログラムでしか行ったことがないんです。
ウケると思いつつ、航空券の予約やホテルなどの準備を始めました。
ややこしいことに、普通の旅行と違って今回のラボ訪問は大学側がコーディネートする渡航です。航空券などの大部分は私が予約しますが大学側からのスケジュール許可が必要で、なぜかホテルだけは大学が予約することになっていました。コーディネーターとメールでやり取りしつつ、どうにかこうにか航空券の予約だけは済ませて渡航日まで2週間。
・・・そういえば今コロナ禍じゃない?
慌ててスイスの感染状況や規制を調べ始めました笑。
スイスはスイスドイツ語、フランス語、イタリア語など多言語が話されており、英語のサイトもしっかりしていたことが不幸中の幸いでした。サイトを読みあさりtwitterを調べあげ、どうにか情報を集められました。スイスはかなり制度がしっかりしており、電子化も進んでいるので手続き自体は楽でした。後述しますが、ぶっちゃけスイスの規制より日本の規制や手続きの方が面倒だった…。
困ったのはスイスも日本も1ヶ月単位で情報が更新され、新たな規制や解除、必要な書類が変わること。
実際、渡航の4日前になって「このフォームに登録して審査を受けてね!手続きには5日間くらいかかるよ〜。あ、あと2日で前の書類は使えなくなるからね。ヨロ!」みたいなメールを受け取って卒倒しそうになりました。早朝に寝ぼけた頭でこのメールを見て、心臓が止まりましたが頭はクリアになったので速攻でフォームを書いて提出しました笑。
いやでも間に合わんだろうよこれは、と思いつつ待っていたら、なんとそこから2日で審査の通過と登録完了のお知らせが。
スイスまじ優秀、神….。
まあ4日前に5日間かかるはずの手続きを開始させるのが悪いんですけどね。
そんなこんなで渡航の書類を揃え、コロナ関連の規制の知識を完璧にして出国しました。
次の記事では日本⇄スイスの渡航について書くつもりです。
→コロナ禍での弾丸スイス渡航-2:https://swiss-doctor-ryugaku.com/post-57/
それでは!