コロナ禍での弾丸スイス渡航−2
一人で海外に行ったこともないのにコロナ禍で弾丸スイスツアー(面接)を決行した話ー2
前回は出国前の話を書きました。
→コロナ禍での弾丸スイス渡航-1:https://swiss-doctor-ryugaku.com/post-26/
今回は日本⇄スイスの往復について書こうと思います。
如何せん海外初心者の上に一人旅も初めて。そのため準備に準備を重ねて下調べを入念にしていきました。
私が応募したのはプログラム型の博士課程で、ラボとの面接にかかる費用のほとんど(航空券等の交通費・PCR検査・食費・ホテル代など)はプログラムが支払っていただけることになっていました。たくさん制約があるのかと思いきやそんなこともなく、ホテルはプログラム側が適当なところを予約してくれましたが、航空券やスイス国内での移動手段などはほぼ自由でした(それでも直行便は高額すぎるのでNGでしたが)。
どの航空機がいいか悩みましたが、Googleの航空機検索とTripadvisorの航空会社比較サイト(https://www.tripadvisor.jp/Airlines)を駆使しました。航空会社や旅行会社のサイトはいろいろ乱立していて見にくかったので、個人的にはGoogleの検索は楽でした。Tripadvisorのサイトでは各航空会社の評判や口コミが載っているため、評価が星4/5つ以上の航空会社を選びました。
最終的に、行きは成田空港からカタール航空を使ってドーハ経由でチューリッヒ空港まで約17時間のフライト、帰りはチューリッヒ空港からターキッシュエアラインに乗ってイスタンブール経由で羽田空港まで、こちらも約17時間のフライト。そのため各現地時間と合わせると以下の通りです。
・カタール航空:
23時ごろ成田空港発の深夜便。カタールの現地時間で朝4時ごろ経由地に到着して数時間滞在し、その後チューリッヒへ。スイス現地時間13時ごろ着。
・ターキッシュエアライン:
16時ごろチューリッヒ発の夕方の便。イスタンブール空港に深夜に到着して数時間滞在し、その後羽田空港へ。東京には19時ごろの到着。
親や友人からは「遠い」とか「長すぎ」とか言われましたが、当の本人はまあこんなものかなーと思ってました笑 でも確かに直行便では12時間くらいなので、長いんでしょうか。個人的には誤差です笑
結論から言えば、初めてのヨーロッパへの渡航でカタール航空とターキッシュエアラインを選んだのは正解でした。カタール航空もターキッシュエアラインもご飯が美味しい!!笑 ご飯が大好きなので、数少ない飛行機の中でのお楽しみであるご飯はとても重要でした。
カタール航空では深夜便だったので特に夕食はでないかなと思ったら、親子丼(?)が出てきました。なかなか美味しかったです。そこから就寝してドーハ空港の到着前に朝ご飯が配られ、スクランブルエッグやハッシュドポテトがありこれもスタンダードに美味しいです。乗り継いでからしばらくしてブランチが提供され、これがあまりにも美味しくてびっくりしました。ターメリックを練り込んだマッシュポテトにゴロゴロのお肉が入ったビーフシチュー、そして日本のコンビニスイーツと互角かそれ以上のクオリティのスイーツが出てくるなんて、機内食の概念を180度変えてくれました…。本当に驚き。最後はチューリッヒに到着する直前で、チキンのパイ包みのような軽食(とはいえ一食分はある)をいただきました。その日夕食が要らないくらいには食べました笑
ターキッシュエアラインもチューリッヒからイスタンブールに行くまでに大きなハンバーグを添えた夕食が出ました。それ自体もよかったですし、デザートはチョコムースでこれまた美味しい。イスタンブール→羽田までは結構長く、最初のご飯を食べ終えた後に羽田空港へ着くまでに結構時間があってお腹が空きました。到着1時間半前くらいに最後の食事が配られましたが、もう少し早いと嬉しかったです。同乗者の中にはビスケットをもらっている人もいたので、空腹を感じたら乗務員さんに声をかけてはいかがでしょうか。
さらにカタール航空ではアイマスク・耳栓・消毒液・サニタリーマスクなど一式入った袋が渡され、とても重宝しました。ターキッシュエアラインも消毒液などが配られましたが、総じてカタール航空の方がアメニティがしっかりしていました。とはいえどちらも本当に快適な旅であり、客室乗務員さんの対応も良くとても満足でした。今回の旅でカタール航空の良さを知ってしまったので、これからもヨーロッパへ行く時はカタール航空を使いたいです…。
もう一つ驚いたのは、2021年秋時点での各国のコロナ対応の違いです。ここは空港の対応に如実に出ます。行きの成田空港も、帰りの羽田空港もあまりに閑散としていて驚きました。ほとんどのお店が閉まっていて、空いているゲートも少なく、スタッフさんの数が余っているんじゃないかというくらい旅行者が少ないので、ほぼ付きっきりで案内される場面もありました笑。
一方で、経由地のドーハ空港では貴金属やブランド品などの食料品以外のお店も開いており、人で賑わっていました。待合所でもソーシャルディスタンスに気をつけつつも間隔の空けられた椅子はほとんど埋まっていました。イスタンブール空港はもっと混んでいたかもしれません。経由地の2空港ほどではありませんが、チューリッヒ空港でもお店は全て空いておりそれなりに賑わっていた印象です。
旅行者からするとやはり、お店が開いていた方がありがたいですが検疫対策のことを考えれば必要な措置だということもあります。出国してスイスへ入国するより、帰国の方が書類も多く大変でしたが良い思い出です笑。次はスイス滞在中のことを書いていきたいです。
→コロナ禍での弾丸スイス渡航-3:https://swiss-doctor-ryugaku.com/post-80/
それでは!