ティーチングアシスタント(TA)の苦難
こんにちは、管理人のおもちです!
….おひさしぶりです….気がついたら1ヶ月経っていました…..。というのも、9月からの新学期が始まってからというもの、ラボの行事や学科のセミナー、学科への入学手続き(参照:いまさら学科の入学試験を受けました)など手を替え品を替えやってくる課題にに追われていました。
さて、今回はその中でもかなーーーーり苦労したティーチングアシスタント(TA)についてお話ししたいと思います。7割愚痴です。疲れたので聞いてください。
ティーチングアシスタント(TA)とは
TAとは、学部生など下級生が行ういわゆる学生実験をお手伝いする業務のことです。日本で修士をやっていた頃もTAをしたことがありますが、現在の所属先では基本的に博士課程以上が担当します。
やることとしては、学生実験丸ごとの管理です。10人程度の学部生の実験の理論を説明し、実際の実験を指導し、評価も行います。日本での所属先では教授主導の学生実験のサポート的な立場だったのですが、こちらに来てからはまるまるTAの仕事になっていて驚きました。
TAにも雇用契約に基づいた時間制限があり、私の場合は業務時間の10%以下でTAを行うことになっています。なので基本的に雇用者である教授から指示されれば義務として行います。
初めてのTA
先ほども言ったように全部の工程をTAが管理するタイプの業務は初めてで、初回のTAは散々な結果でした。
ポスドクの人と2人でTAを行ったのですが、前日に学生実験の資料を読み、試薬を準備し、当日に臨みました。資料を読んだとはいえ、ぶっちゃけ私もこの研究室に来てから初めて行うタイプの実験。もはや何がどこにあるのか、日本でやっていた手法とは多少異なる工程、そして学生からの質問に狼狽まくりました。
最終的には同僚の博士学生がヘルプに来る始末…..。2日間あったTAですが、最後の1日の午後は黙って立っているだけでした。ごめんなさい。
2回目のTA
まさかの2回目がやってきました。ぶっちゃけ2回目があることを知らなかったです。「明日2回目のTAだけど、午前中は空港に父を見送りに行くから参加できないの。1人でマネジメントしてもらっていい?」というポスドクの一言で全てを知りました。泣いた。
えっっっ1人でやるの早くても来年だと思ってたのにまさかの3週間も経たないうちに来ちゃったよどうしよう、という大パニック。そして前日にそれを知ったため、すでに2日間かかる自分の実験を仕掛けた後でした。終わった…..。
しかし基本的に脳筋なため、自分の実験を諦めるという選択肢はなかった。TA当日、朝4時半起床で5時半出発、6時にラボに来て自分の実験を始めます。2~3時間放置できるところまでいって、午前9時からのTAを開始しました。
人間慣れるもので、2回目のTAはまずまずなんとかなり、ポスドクの同僚が空港から帰ってくるまで持ち堪えました。本当に幾分かマシでした。やるしかない時にとにかくやれるところは自分で褒めてあげてえ。
TAの経験がラボミーティングに活きたので報告
この怒涛のTAを乗り切った後、1週間後にラボミーティング(進捗報告:45分間)がありました。6月に行った時はあまりに英語ができない&ラボメンバーと意思疎通ができないという、トラウマ級の失敗を犯したやつです。
あの時の陰鬱な気持ちを味わいたくねえ、という一心で1ヶ月以上前から細々とスライドを作成し、スクリプトを用意して暗記しました。しかし45分間もの進捗報告をメモライズできるわけがない(しかも質問もバンバン飛んでくる)ので、背景だけ覚えてあとは自分の英語能力に全てを賭けた状態でした。
結果として、6月を知るラボメンバーにwell done!!!と言われるラボミーティングができました…。多分TAの時に追い込まれまくって人前で指示を出さざる負えずに奮闘した、あの経験があったからだな…と思います。
ちなみにそのあとの昼食で、修士の学生に「TA好き?楽しい?」って無邪気に聞かれ、「No」と思いっきり答えました。ごめんね。
おわりに
毎日追い込まれつつ生きています….。毎日が刺激的なので今のところ飽きてはないです。多分やることない時間が来たらまた落ち込みます。生きるぞ〜