ドイツ語A2を受けてみた話

2025年2月1日

こんにちは、管理人のおもちです。遅くなりましたがあけましておめでとうございます!
正月で体重が激増し鏡餅ばりにポヨンとしたあと、スイスに戻って風邪をひいて元に戻りました。スイスに帰ってみたら11月に受けたドイツ語試験結果が返ってきていたので、今回はその話をしようかと思います。

Telc ドイツ語A2とは?

Telc(The European Language Certificates)は言語能力のテストを行なっている組織です。ドイツ語だけではなく様々な言語の試験を運営しているようですが、私はスイスドイツ語圏にいるのでドイツ語の話をしていきます。ドイツ語版TOEFLとも言われるらしいです。有名どころの試験で私が知っているのはゲーテ試験ですが、システムや違いもいまだによくわかっていません:)

Telcは簡単な順からA1/A2/B1/B2/C1/C2に分かれます。A2は初心者レベルの試験で、日常的な簡単な会話や基本的なドイツ語スキルが測定されます。独検3級相当とされますが、Listening, Reading, Writing, Speakingの4技能全てが測定対象なので独検よりもアウトプット多めかなと思われます。

試験の構成

基本的にどのレベルでも筆記試験と口頭試験で構成されていると聞いています。

<筆記試験>

最初Listeningから始まり、ReadingとWritingは一緒になっていました。時間配分はListening以外自分で決められます。

  • Listening(Hören, 20分)
    日常的な会話や簡単なアナウンスを聞き、その内容に基づいて質問に答える問題。
  • Reading(Lesen, 30分)
    簡単な記事、広告、案内文などを読んで、基本的な情報を理解する問題。
  • Writing(Schreiben, 30分)
    簡単なメモや短いメールを書く問題。

<口頭試験>

Speakingはペアでの試験でした。別室に呼ばれたらパスポートだけ持っていき、試験官に渡してスタートです。

質問事項が書いてある手元の紙の内容に沿いながらの自己紹介から始まり、試験監督から簡単な会話が振られます。シンプルなところだと趣味について聞かれたり、少し込み入ると出身地と現在の住まいの違いなどを尋ねられたりします。大学でPhDとして働いている、と言ったらどんな内容なの?と言われて答えるのが激ムズすぎて笑いました。

試験監督とやりとりした後は、ペアの人と自分がお互いに異なる疑問文を作り出してそれに答えていくというフェーズでした。基本的には買い物の話だったり住居の話だったりと簡潔なものです。

最後のパートは、ペアになった相手と共に予定を組み立てていくというものでした。私の時のお題は"パーティーを開催せよ"でした。いつどこでやるのか、何を買うのか、どんなものが必要か、招待状は書くかなどを話し合いました。

ドイツ語A2、絶対落ちたと思った

前述の通り、試験はlistening, reading/writing, speakingの順番だったのですが、そもそも開始時点で試験官の指示がさっぱり理解できませんでした。A2レベルで試験の受け方の説明聞くの結構ハードル高いと思います。しかし試験官の方も慣れているのか、一人ひとりを周って丁寧に間違いがないか見てくれたのでなんとかなりました。

listeningは思ったより難しくなかったのです。しかしいかんせんアプリでしか勉強してないので綴りが怪しい笑 本当に合ってんのかこれ、と思いながらreading/writingパートに移りました。readingは長い文章(優しいエッセイ目の新聞記事的な)に出てくる単語の意味が所々わからず、推測しながら進めました。writingパートは車を売りたい友人に手紙を書いて車の情報を手に入れろ的なものでしたが、手紙の作法が分からずとりあえず英語での手紙の書き方に則って書きました。

最後のspeakingテストでは思いがけず一番手のペアでした。相手のポーランド出身の人のドイツ語がうますぎて終始圧倒されていた試験時間でした。そもそもドイツ語を仕事場で使う機会はまっったくないので、最初から最後まで完全にしどろもどろになりながらやりました。speakingのパートナーの人には申し訳なかったです。

動揺しすぎて試験終了後ロッカーの鍵を持ち去りそうになりました。まじで落ちたなと思い、そのまま一時帰国で逃亡しました(11月逃避行)。てっきりPDFか何かで試験結果が送られてくるものかと思っていたのですが、いつまで怯えてても来ねえな〜と思ってすっかり忘れて帰国したら厚みのある封筒が!

もう絶対落ちた自信があったのでしばらく放置していたのですが、流石に開けるかと覚悟を決めたら結果はなんと合格。こんな不出来なテストでも受かることもあるんだな(驚き)。

ちなみに点数は以下の通り

各セッション6割は取れていないと合格にならないそうです。

Hören (listening) 11.0/15
Lesen (Reading) 14.0/15
Schreiben (Writing) 12.5/15
Sprechen (Speaking) 13.0/15

で、全体は50.5/60だったので8割とれて"Gut"の評価で終わりました。Listeningが思ったより壊滅してて振り返っていて笑っています。試験官の温情のSpeakingがむしろ哀しみを覚えますね…..

(一応)アプリだけでもA2は取れる

使ったのは無料アプリのDropsとDuolingo。Dropsは単語暗記用、Duolingoはより実用的な言語運用を目的としたアプリです。A2レベルならDuolingoで十分かなと思う一方で、街中のサインや品物の表示を見るのに単語量を増やさなければならなかったので日常を快適にするのにDropsは役立ちました。

Duolingoは日常で使えるような文章を繰り返しさまざまな形で出題することで利用者に覚えさせようというアプリだと思います。買い物や駅での対応など実践的な内容が多いので、覚え次第すぐに使えるのも魅力です。一方で文法の説明はなく、何度も別々の文章を見ていく中でなんとなく文法ルールがわかっていく形です。

また、speaking, listening, reading, writingのどれが伸びるかと言われると、正直な話そこそこ満遍なく伸びるし伸びない、という印象です。どの能力を問わず長い文章が出ないので、問題として強度が出にくいのが原因かなと思います。とにかく文章の型を何度も練習していくのに役立つアプリです。

A2までは結果的にいわゆる無課金勢になりましたがアプリだけだと文法知識が身につかないんですよね….。一度B1の体験授業を受けたのですが、文法説明の時間に講師の方が何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。A2レベルの文法を理解したら、B1は語学教室に通うのもありかなと思いました。

D2でA2、修了時にB1が目標 (遅延中)

なんとなくではありますが、D2くらいまでにA2取れたらいいなあと思っていました。スイスに留学で来た当初は英語がまず怪しかったのでそれをなんとかすることからだったのですが、半年くらい経ってからドイツ語学習を始めたような記憶があります。

A1、A2はいわゆる初級レベルなのでそれなりに簡単に行けるのでは?と思っていましたが、A2レベルに求められる語学力は想像より高かったです。毎日5分しかやってなかったのもあって、DuolingoでA1のすべてのモジュールを終わらせるのに1年半かかりました笑 ドイツ語、格変化だのなんだので言語的にもちょっとややこし目なんですよね….。少なくとも文法的には英語って簡単だなと思うようになりました。

話を戻すと、D2までにA2という目標を掲げていたものの気がつくとすでにD3になっており、一時帰国も迫っていました。ちょうど同時期に中間審査(参照:中間審査を終えた話)があり、試験は固めてしまった方が楽という思考でほぼノリでA2を受験することに決めたというのが受験日決定の裏話です。当然、中間審査の準備に追われすぎてドイツ語の勉強どころではなく、テスト勉強としてはノー勉で臨むことになりました。B1目指す時はちゃんと試験勉強したいです。

日常生活は楽になる?

いや別に、って感想です笑
私の英語はおそらくC1レベルですが、その経験を踏まえると言語としてまともに運用できていると感じるのはB2以降じゃないかなあと思う次第です。A2レベルのドイツ語だと、レストランやスーパーで相手が何言ってるのかわかる/定型文ならスムーズにやり取りできる、というレベルです。イレギュラーが発生した途端お手上げになります。

あとそもそも私が住んでいるの、スイスであってドイツじゃないんですよね….。つまり、ドイツドイツ語ではなくスイスドイツ語が主で、これまたかなり違うんですよね….。街中で理解できる言語が聞こえることほぼないです😂

A2取った意味ってなんだろな()
腐らず牛歩でもB1まで終えられたら本望です。

おわりに

第二外国語にまともに挑戦するのはこれが初めてなのですが、言語学習って難しいなと思いました。下手に英語で仕事してるせいか、"ここまでやらないと/できないと使ってることにならない"というのがわかってしまい、ドイツ語の上達に対する無力感があります。また、スペイン語だといろんな地域で使えそうな一方で、ドイツ語はドイツ、オーストリア、スイスの3カ国以外で使えないよなあという汎用性の低さも感じます。

仕事で使う用に頑張るというよりは、趣味程度に考えて気楽にやるのが一番なんでしょうね〜
修了までに万が一B1取れるようなことがあったら褒めてやってください。それではまた〜

海外大学院

Posted by おもち