スイス博士課程に合格しました

2022年2月24日

こんにちは。管理人のおもちです。

スイスの大学院にアプライし、2022年から博士後期課程の学生として受け入れられることが決まりました。
正式に決定したのは2021年の11月初旬。申請書類を提出したのが2021年の6月末だったので、実に5ヶ月かかっての合格です。

スケジュールを書き出すと以下の通りになります。
書類審査(7/1締め切り&7月末合否連絡)→入学面接(9月上旬)→ラボのオンライン面接(9月上旬)→ラボとの対面面接(10月下旬)→合格確定(11月上旬)

博士課程の合格まで約半年かかるのは遅いような気もしますが….。周りに博士課程での海外進学を考えている人がほぼいなかったので、これが早いのか遅いのかわかりません。基本的にはネットで情報収集するしかないですからね。
ただ、修士課程でヨーロッパの海外大学院に進学し、その後別の海外大学院で博士課程に進んだ先輩に話を聞いたところ、1~2ヶ月で決まっている学生も多いようです。

博士課程になると、「大学と学生」の関係よりも「指導教員と学生」の関係が強力です。さらに多くの日本の博士課程とは異なり、ラボが博士課程の学生を雇用します。そのため、指導教員が受け入れOKといった後に、大学院への入学面接が行われることもあります。
私の受け入れ先のラボが所属する大学院では、大学院自体が博士課程の学生に給料を支払うので、入学面接後に合格者候補リストが作成され、その後ラボマッチングを行って受け入れ先が決まれば本合格というシステムでした。入学面接をパスしていても受け入れ先のラボが見つからないと、大学院への合格が取り消しになるということです。なんとも恐ろしい…。

日本では指導教員が学生を受け入れる「個別の」博士課程が主流です。ヨーロッパでもこの師弟関係のような個別博士課程がもともと多いのですが、現在では大学院が学生のマネジメントを一部担う「プログラム型」の博士課程も増えてきました。

日本から海外博士課程へ進学する場合、日本の指導教官の知り合いなどツテを辿ってラボを決める場合が多いかと思います。お互いが相手のラボを知っていたり、教官同士が知り合いだとより安心感もあると思います。

ただ私の場合、同じバイオ系ではありますが分野を少し変更したことやプログラム型の博士課程を選択したこともあり、指導教官の知らないラボへ行くことになりました。博士課程進学の際は、現在および将来の指導教官との関係性が非常に大事になってくるので、相談できる間柄を築いておくことが間違いなく必要でしょう。推薦状を書いてもらったり、奨学金の申請が必要になったりと細々した(ただし労力の要る)仕事をお願いすることにもなるはずです。

私が博士課程進学を志したことや、その中でも海外を選択した理由、その他合格までの道のりについても後々書いていきたいと思います。

それでは!