コロナ禍でのスイス入国

2021年12月17日

コロナ禍のなか、スイスへの渡航をする必要に迫られゼロから情報を集めました。海外旅行初心者が2泊3日のスイスへ入国を果たして無事に帰国することができたので備忘録として残しています(※2021年10月末の記録です)。スイスから日本への入国はこちらに書いてあります。

スイスの入国制限

基本的にワクチン接種が完了していれば通常のビザなし渡航が可能です。
ワクチン接種を終えていなくてもPCR検査を受けて入国できますが、入国後にもPCR検査をする必要があるなどの制限があります。

スイスの保険当局であるFOPH(Federal Office of Public Health)が提供する、Travelcheckという診断サイトから個別の状況に沿った制限を把握することができます。5-10分程度の簡便な診断フォームで、スイス国民かどうかなどの質問に答えていくと現在どのような制限が課せられているかや、入国できるかがわかります。

必要な手続き

必ず必要なことが以下の手続きです

  • Covid Certアプリのインストール
  • National COVID certificate application platformへの登録
  • Entry Formへの入力

加えて、日本に帰国するための手続きです

  • PCR検査の登録/予約

書類ベースではなくwebサイトやアプリから簡単に登録することができます。スイスへ渡航する場合は現地の情報をよく確認し、最新の情報に沿って手続きを進めましょう。

各手続きの詳細について

それぞれの手続きを行う上で、必要となった作業を説明します

<Covid Certアプリの登録>
アプリをインストールします。求められる個人情報を入力しましょう。

<National COVID certificate application platformへの登録>
2021年10月19日から日本の自治体で発行されたワクチン接種完了証明書をスイスの証明書に変換できるようになりました。スイスやEU域内で発行されている証明書は引き続き有効です。

必要だった書類:
旅券番号(パスポート)、日本の自治体で発行されたワクチン接種証明書、スイス滞在の理由・期間・滞在場所、スイスに入国することの証明(航空チケット、鉄道チケット、宿泊予約票等)上記Covid Certアプリの個人番号、30CHFの手数料

以下のサイトの左側からCOVID-19の証明書の申請書に入ります。

基本的には問われたことをそのまま答えていくだけで構いません。
ワクチン接種完了証明書やパスポートの写真を撮って載せる必要もありますが、jpegやpdfに対応しているので全く問題ありません。結果はメールでも送られますが、Covid Certアプリと連動しておく便利です。

外国人は手数料として30CHFを払う必要があります。クレジットやデビッドカードで落としてしまいましょう。

<Entry Formへの入力>
必要だった書類:旅券番号(パスポート)、搭乗機番号(経由の場合は到着時に使う便)、座席

FOPHのwebサイトを見ると、"Entering Switzerland"のページがあります。そのサイトの右手部分に"Fill Out an entry form before entering country"というオレンジ色の枠があるので、そこをクリックします。

すると、下のようなサイトが出てくるので、このフォームに必要事項を書き入れていきます。

私は飛行機で行きましたが、渡航の2日前にならないとこのフォームに入力できなかったです。
最初は座席番号がわからなかったので座席番号の欄は空欄で提出し、後で修正しました。飛行機の便や到着日が変更になってもすぐに修正ができるので安心です。

入力が終わり次第、QRコード付きのメールを受け取れば完了です。

<PCR検査の予約>
スイスへの入国時には、ワクチン接種済みであればPCR検査を求められません。しかし日本へ帰国するためには、ワクチンを摂取していてもPCR検査が必要です。

チューリッヒ国際空港には、"Checkport“と呼ばれるPCR検査場があります。この検査場はターミナル2やバス乗り場、出国手続き後の3箇所にあるので都合が良い場所を選びます。

私の場合、バス乗り場よりもターミナル2の方が近かったのでターミナル2の検査場へ行きました。予約や登録は事前にしておかなくても良いのですが、行っておくと当日に慌てることなくスムーズに進めます。
バス乗り場の検査場は予約も可能なのですが、渡航の1週間前に見た際には全て埋まってしまっていました。慌ててターミナル2の検査場を確認しましたが、こちらは登録しか画面表示がありませんでした。

実際に行ってみると、検査場には4-5人が並んでいるだけで、担当の方もきめ細かく丁寧に教えてくれるので快適でした。私の場合、checkportに到着してから検体を採取し提出するまで30分もかからなかったです。

以上でスイスの入国手続きは終わりです。
しっかりと準備をしておいたので、飛行機の到着から1時間~1時間半ほどで空港外に出られました。入国審査は上記2つのQRコードとパスポートがあればほぼ何も聞かれずにパスすることができます。

日本への入国についてはこちらを参考にしてください
それではまた!
Have a nice day! Bis bald!